「ヒプノシス」の謎を解くには、この一冊。完全限定2000部!
ロックの世界観を単なる娯楽からアートへシフトさせたクリエイター集団「ヒプノシス」の全作品集、その日本版が2000部、完全限定の発売となった。
YESのアートワークを担当したロジャー・ディーンやEL&Pを担当したギーガーのようなSFファンタジー&ホラー的なテイストではなく、シュールリアリズムを下地に不条理な非日常を巧みに描いたヒプノシスはプログレ&ハードロック・ファンに、永遠に解けぬ謎と爪あとを残している。
かつて、ヒプノシス展を観た時、連続して登場する謎めいたビジュアルを眺めるうちに、軽い目眩を覚えた。
「あれは一体なんだったんだろう?」
見る者の固定概念を打ち破り、宙ぶらりんな感覚に誘うイメージの魔力。その力の結晶となった一冊を手中にすれば、謎を解くことができるのか?
いや、結果的にさらに謎を深めることになるような気がする。
序文にピーターガブリエルの書き下ろし、唯一存命のメンバーであるオーブリー・パウエルの解説付き。
【主な収録作品】
ピンク・フロイド「原子心母」「狂気」「炎」「アニマルズ」、レッド・ツェッペリン「聖なる館」「プレゼンス」、ポール・マッカートニー&ウイングス「バンド・オン・ザ・ラン」「ヴィーナス・アンド・マース」、イエス「究極」、10cc「愛ゆえに」「びっくり電話」、ジェネシス「眩惑のブロードウェイ」、ピーター・ガブリエル「ピーター・ガブリエル3」、UFO「宇宙征服」、スコーピオンズ「ラヴドライヴ」、レインボウ「闇からの一撃」、T.レックス「電気の武者」、ウィッシュボーン・アッシュ「百眼の巨人アーガス」、XTC「Go2」、松任谷由実「昨晩お会いしましょう」ほか多数