ウィリアム・ギブソンのMacと仕事環境
「SFの世界を具現化する」というサイエンティスト暦本純一とサイバーパンクのオリジネーターであるSF作家 ウィリアムギブソンの対談が紹介されていた。
『スプーク・カントリー』以降の近作が日本版が翻訳されず、ファンにやきもきさせているギブソンだが、映像をみると歳を重ねてはいるものの元気な様子が見てとれる。
かつて見た映像ではハーマンミラーのミラチェアを使い、郊外に暮らしていたように見受けられたが、この映像を見ると都会のビルに仕事を構えているように思われる。
マシンはどやらMacBookPro 13インチ。USB-Cになるまえのモデルのようだ。しかし、ポンポンと 一本指でタイプしているのに驚いた。
『Zero History(2010)』
『The Peripheral(2014)』
以上の2冊が上梓されているが、先にも書いたとおり翻訳版はまだ。
電脳の世界観などの評価は高いものの、他の作品の評価は低いのか?あるいは部数は伸びていないのだろうか。
そもそも、ギブソンを語る周囲の友人も著作をどれだけ読んだか怪しいところ。
自分もタイミングをみてギブソンをあらためて読み直したい。
ただ、そのころは、「ジャックイン」で急速に脳内にインストールできる時代になっているかもしれないけど。
* 名作「ニューロマンサー」。装丁は奥村靫正の先鋭的なビットクレイジーなビジュアルから変わっていた。